reflection in the mind

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2011年 11月 09日

一瞬の光

今、こうして生きている間にも世界には数えきれないほどの、美しい光の一瞬が存在している。

しかし、そんな一瞬の光と自分が出会える可能性は限りなく低い。

その一瞬の場面はこちらがいくら探し求めていても手に入れることのできるものではない。
ある時、あるめぐり合わせによって、偶然に、奇跡的に、その光とめぐり逢うことができる。

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もちろん、こちらの感受性の窓が開いて、その光を受け入れることが出来る状態であることが前提ですが。
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自分の限られた時間の中であとどれくらい自分の心を射貫くような光を取り込むことができるのだろうか。

# by igucciT | 2011-11-09 22:52
2011年 07月 18日

島の光

毎年、小豆島で行われている今年で15回目を迎えるヴィンテージスクーターのイベントがある。
参加するたびに、そのあきれるような開放感には驚かされてしまう。
主催者の演出もあると思うけれど、やはりこの島独特の空気と光によるところが大きいと感じる。


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仲間と共に風を切って走った心地良い疲れとアルコールの酔いにまかせて熟睡。
朝方、目が覚めて「俺、どこに居るんだっけ?もう起きなくっちゃいけないんだっけ・・・?
いや、俺は今日、自由なんだ!」そう思う瞬間・・・
一年で何回あるだろうと思う開放感の連続。

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自宅からわずか2時間程でこれほど世界が変わるとは。
いかに自分が普段、狭い世界で生きているかを実感する。
このイベントでしか再会できない、貴重な思い出を共有している仲間たち。

この島の美しい自然と、笑顔で繋がるイベントがこの先も続いていくことを願っている。

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# by igucciT | 2011-07-18 22:45
2010年 10月 18日

永遠の一瞬

「永遠の一瞬」という言葉を聞いたのは予備校の時、小説家崩れの講師からでした。
森鴎外の「舞姫」を解説した講義で「人には生涯にわたって忘れることのできない瞬間がある」という話でした。この講師が書いた小説は全くと言っていいほど興味を惹くものではなかったけれど、講義は雑多な名作の解説がほとんどでその独特の切り口は今も新鮮に記憶の中に残っています。

弥高山で雲海を撮影した翌朝、今度は兵庫との県境に近い虫明湾という小さな入江から登る朝日を撮影しに行ってきました。
海と空の境には残念ながら帯状の雲がかかっていましたが、刻々と変わる海の色を見ていると「永遠の一瞬」という言葉が頭から離れませんでした。

黄金色に染まる穏やかな波間を見ていると永遠に続く何かに触れている感覚を味わうことができます。
平安時代にはこの虫明の朝日の美しさは広く知られており、玉葉和歌集では平清盛の父忠盛によって「虫明の迫門(せと)の曙見る折ぞ都のことも忘られにけり」と詠まれているそうです。

昔から人は朝日と夕日の黄昏の光に永遠に続く何かを感じづつけているのかもしれません。
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# by igucciT | 2010-10-18 22:37
2010年 10月 16日

空と海の公約数

県の北西に雲海で知られる山があります。

以前から、バイクで疾走していたその山に雲海を撮りに行く機会がやってきました。
標高600m程のその山は眼下に吉備高原を見下ろし、気温も平地より3度は低いようです。

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朝、5時半に到着してみるとすでに20人以上のカメラマンがやってきていました。
ピークは11月と聞いていたので、まだ見ることは難しいかと思って登ったのですが、
モクモクと綿菓子のような雲がたなびいていました。

雲海とはよく言ったもので、その景色はまさに瀬戸内の島々の美しさに結びつくものでした。

# by igucciT | 2010-10-16 23:09
2010年 10月 03日

旅立ちの可能性

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子供の頃から乗り物が無性に好きでした。
最初、虜になったのは夜行列車。

寝台特急の濃いブルーの車体を前にして
「これに乗れば、明日の朝には未知の土地にいるんだ。」

そう思うと胸が膨らみ、よく父親に夜の駅に寝台特急を見に連れていってもらったものでした。

その後、興味は自動車、バイク、自転車と尽きることなく今も続いています。

朝、仕事で高速に乗るとこのまま旅立ちたい衝動に駆られ、
仕事帰りに夕焼けを背に走れば、このまま家に帰らず遠くの人に会いに行きたくなったりします。

「好きなときに好きなところへ好きな乗り物で。その可能性をいつも手中に納めておきたい。」

それが、現実に縛られ続ける自分へのささやかなアンチテーゼなのかもしれません。
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# by igucciT | 2010-10-03 23:50